会社のトイレで土地を買った

今の時代はいつでもどこでもなんだってできる。

 

僕は今日、会社のトイレの個室で3,000万円の土地も買えた。

スマホさえあれば、トイレから土地を買うことすらできる時代なのだ。

 

皇居を見渡せる高層ビルの上層階で、アルマーニのスーツに身を包み、モンブランの万年筆で契約書にサインする時代は終わった。(いや、きっと終わってはいないw)

いまは会社のトイレでiPhone片手に楽天銀行から3,000万円振り込む時代だ。

 

 

ことの発端は約2年前。

サラリーマン生活の最後の投資、終の秘剣として事業用の土地を買った。

売主との関係も良好で、このまま順調に事は進むはずだった。

 

んが。

 

事業者が見つからない、、、

さらに融資承認がおりない・・・

 

要因はコロナだ。

土地は融資がきまったらお金の受け渡しをしましょうね(融資特約という)という契約をし、決済日は延長してもらっていた。

しかしあまりに融資審査が長引いたため、とうとう堪忍袋の緒が切れたのか、「今年中に買わんかこらぁ!」とおしかりを受けたと不動産会社から報告を受けた。

 

売主は高齢の方。

きっと資産の整理をしているのだろう。

ちんたらしているうちに相続なんてことになったら面倒だ。

土地は分けられないからね。

 

 

それでも年の瀬のこのタイミングで、「年内に決済せえよ」と12月中旬に言われるのは酷だ。

あまりに急すぎるわ。

サラリーマンって銀行が開いている日の休日ってゼロなのよ?

 

買わないと事業展開は水の泡。

さて。さてさて。

僕は経済的自由を手にしたいのだ。(というポリシーで生きてきたが、今は自由とは何かがよく分からなくなってきた)

となると、トーゼン。

買いますよと回答した。

 

そして。

決済日は●月●日の●時な。

と。

 

んにゃ?

そこも指定しちゃいたいのか。

その時間は完全に奴隷の時間だ。

うーん、いい案が思い浮かばないぞ。

 

あ!

 

ということで、最後の最後に思いついたのがトイレの個室。

誰からも侵害されることのない自由な空間がそこにはある。

 

そして。

僕はそこで土地を買った。

振込実行。ぽち。

完了。

 

 

1つ目の土地は、六本木の高層ビルの上層階で、モンブランのペンを片手に契約した。

2つ目の土地も3つ目の土地もだ。

4~8つ目の土地は銀行の打ち合わせスペース。

そして9つ目の今回。

会社のトイレ。

 

ふと思えば、キャッシュで買うから金消(お金を借りるときの契約手続き)もない。

そのため銀行に出向く必要もないわけだ。

 

土地をキャッシュで買えるようになったんだなぁと思いに耽ることなんて一切なく、いままでで一番狭く薄暗い空間で取り引きは終えた。

 

 

ふん!

場所なんてどこでもいいわ!

 

はやく融資がおりますように。

それでは。