【初心者限定】 半導体が不足したらどうなるの?わかりやすくまとめてみた

2021-09-17

こんにちは、サラリーマン社長です。

さて、トレンドワード勉強のお時間です。

 

今回は、最近世をどよめかせている半導体不足について。

こんなニュースで世間が賑わっています。

 

【何が起きてる?】半導体不足、自動車産業に甚大な影響 その理由と今後(AUTOCAR JAPAN)

 

半導体ね。

高校とか大学でやりましたけど、結局いまいちなんのことか分かってない。。。

 

僕はメーカー系のコンサルをやっていた経験がありますが、最後の最後まで半導体については具体的なイメージを持てませんでした。

そのよくわからない半導体が不足していると。

字面は分かるけど、なんなの?

何だかよくわからんわな。

 

ということで勉強しました。

 

最低限を、なんとなーく、ささっと知っておきたい人向けです。

プロからのご指摘はご勘弁を。

それでは早速。

 

半導体って何?

超簡単に言うと、ちっちゃい電子回路のことです。

小学生のころに、電池に電線をつけて、豆電球光らせよう〜

わーー^_^

あれです。

あれの超絶小さい版。

そりゃ家電製品にはいたるところで使われるわけです。

 

半導体が不足したらどうなる?

ということで、結論、電気製品が作れなくなります。

巨大なスマホなんていらないですよね。

全然スマートじゃなくなっちゃう。

スマホは小さくてナンボ、軽くてナンボの世界ですが、小さいのが作れなくなります。

 

電気製品といえば、スマホもそうですけど、パソコンとかエアコンとか、最近では車も電気製品です。

車は違うでしょう〜ww

という方は↓こちらをどうぞ。

EV(電気自動車)についてシッタカできるようにざっと勉強した

だから最近の電気製品には、とにもかくにも半導体がたくさん入ってます。

それが不足したら。

作れなくなる。

ただそれだけのことです。

 

電気製品が作れなくなるとどうなるのか。

電気屋に商品が並ばなくなります。

だから消費者が買えなくなる。

 

車を買いたくても納品されない。

iPhoneもiPadもPCも買えなくなる。

 

プライベートならまだしも、企業は問題です。

PCを買おうとしても買えないとなると、エンジニアの仕事は滞ります。

車もどうせ完成しないから組み立てても意味がない。

だから仕事がなくなる。

こうやって結果的に不景気になる可能性も出てくるわけです。

 

これが半導体不足が悲観されている理由です。

行く末には不景気が控えてるんですね。

 

そもそも半導体って何で出来ているんだっけ?

この大事な大事な半導体。

こんな大事なもんなのに、要するにどういうものなんだっけ?

そんな人たくさんいますよね。

実態を紹介していきます。

 

半導体ってなに?

と聞かれたら、

え?キミしらんの?あたりまえじゃん。シリコンでしょ

と答えるのが正解です。ほぼ。

 

世の中の半導体部品は、そのほとんどがシリコンでできてます。

なぜシリコンが多いのか。

主な理由は、シリコンがたくさん取れるからです。

シリコンって地球上で2番目に多い元素なんですね。

最も多いのが酸素。次がシリコン。

これなら困らないよね。ということです。

 

でも半導体が足りてないって言ってんじゃん。いっぱいあるなら足りなくならんやろ。

と思われるかもしれませんが、ここにたどり着くにはもう少し深掘りが必要です。

 

ちなみに、半導体って"半"導体なのです。

半分が導体。

久し振りに聞くとイミフですよね。

過去に勉強はしているはず・・・

 

導体っていうのは金属とか、電気を流す連中ですね。

その反対は絶縁体って言います。

 

半導体は、導体という名前がついているだけあって、導体の仲間なんですけど、常に電気を流すわけではありません。

外的な要因(たとえば温度を上げるとか)で電気を流したり、流れる量が変わる性質を持ってます。

だから半導体君の気分次第で、たくさん電気を流したり、流さなかったりするわけです。

そうすると、外からちょっかいを出すだけで電気をON/OFFできますよね。

まるでスイッチみたいな振る舞いをします。

これが冒頭の”半導体は小さな電気回路です”といった根拠です。

電線とか配線する必要がないので、しこたま小さくできます(正確には印刷したりするのですが、これは置いておきます)。

こうなると世の中の電気製品に使われまくる理由がわかってきますね。

家電の小型化、高機能化には欠かせないものなのです。

 

半導体になれるのはシリコンだけなのでしょうか。

実はその素質をとる持つ元素はたくさんあります。

そのなかでもシリコンは地球上にたくさんあるので手に入りやすい。

しかも加工もしやすいという特徴があります。

 

さて、シリコンがたくさんあるのに半導体不足?という疑問を深掘りしていきましょう。

冒頭のニュースにあったとおり、2021年現在、半導体が不足してます。

この理由を調べましたよ。

大きく分けて3つあります。

 

半導体が足りない理由3選

理由① 半導体の生産計画が抑えられていた。

世の中はコロナ時代です。

菅政権もコロナにやられたといっても過言ではありません。

公約は果たしていた気がしますけどね。うーん、もったいない。。

というのは置いといて。

 

コロナ時代に突入し、世の中は、

これは不況になる!

コロナショックだ!

と言って投資マネーを抑えました。

 

株とか投信とかをやっている方は分かると思いますが、当時の株価チャートはこれです。

まぁわかりますわね。

恐怖感は。

僕は投資信託はこのときはやってなかったので、なーんにも気にしてませんでしたけど。

 

で、これは半導体製造業者も同じ見立てをするわけです。

こりゃ景気悪くなりそうだ

(車メーカーさんも生産量を減らしそうだから)半導体がいらない時代がきそうだなー

そう思ったのですね。

そして、半導体の生産量を減らしました。

 

その後はご存じのとおり、各国が経済対策としてお金を配りまくります。

企業には無利子で融資をしまくりました。

なかには嘘ついて融資を受けて投資に回す事業者も出てきたり。

 

個人にもお金が出回りましたね。

みなさん覚えていると思いますけど、特別定額給付金。

全国民に10万円。

1.2億人×10万円=12兆円の国家予算。。。

もちろん僕ももらいました。

届けるべき人に本当に届いたのか・・・?という疑問はさておき、他にもさまざまな手段で世界中にお金がばらまかれました。

 

当然、幸運にもコロナとは関係のない人たちにとっては、余剰金になります。

その余ったお金がどこに行ったのか。

真実はわかりませんが、おそらくマーケットですよね。

株が買われ、S&Pも日経平均も上値を目指し、日経225に至っては30,000円を目指す水準まで来ています。

 

となると、

なんか景気わるくなくね??

しかも休み(在宅)で家にいる時間が増えたぞ。

家族との時間が増えたな

どこか連れて行くか!

公共交通機関は使いたくないから〜クルマでも買いかえようか。

そんな人が増えたのかどうかわかりませんが、新車の販売台数は伸びました。

また、在宅勤務を始めるにあたり、新しいPCやらエアコンやらの家電需要も増えました。

 

結果、半導体の生産は抑えたものの、足元の需要は急増し、半導体の需給は逆行。

単純にモノが足りなくなりました。

 

理由② 米中の貿易摩擦

半導体部品を作るには、それなりに立派な工場が必要です。

極小の電気回路ですので、静電気とか埃とかがない空間で作らないといけません。

俗にいうところのクリーンルームですね。

それだけでもお金がかかります。

パッと作れるものではないのですね。

世界で半導体の供給元といえば、台湾(TSMC)と韓国(サムスン)です。

巨額の投資をして工場を作りました。

 

もちろん半導体工場は他国にもあります。

日本もルネサスエレクトロニクスとかありますね。

中国にもあります。

でも多いのは台湾と韓国です。

TSMCとサムスンの2社で世界の7割を供給していると言われています。

そんな世界に変化が起きたのは2018年でした。

 

2018年、アメリカと中国との間で貿易摩擦が発生しました。

事の発端はトランプ政権です。

トランプ大統領は、アメリカの貿易赤字を問題視していました。

海外に売るものよりも海外から買うものの方が多い、というやつですね。

国内のお金が海外にいっとるやんけ

アメリカファーストっていっとるやろ、あほかー

ってやつです。

 

海外から買ってるもんはなにかなー

アメリカといえば車だよねー

車といえば鉄だよねー

鉄ってどこから買ってるんだ??

んーーー、、China!!!

中国製の鉄、やっす!これはあかんやろ。

 

と考えたのかどうか分かりませんが、中国製の鉄に関税をかけ始めます。

中国はこれに対抗し、アメリカからの輸入品に関税をかけます。

それに対抗してアメリカが中国の他製品の関税をかけた。

・・・というのが続いて、貿易戦争がはじまります。

 

そして、中国の半導体メーカーから半導体を輸入していたアメリカ企業は、半導体部品が高くなってしまったので、台湾や韓国に注文を出すようになります。

すると、台湾や韓国には注文が溢れはじめます。

 

そこで半導体業界の構図がネックになりました。

半導体メーカーって、製造委託で仕事を受けていることが多いのです。

製造委託っていうのは、

◯◯という部品にしてから納品してね

ということです。

 

だから台湾や韓国の半導体メーカーは、たくさん注文してくれるお客様向けの専用製造ラインを作って対応してきました。

そこに色々な企業から追加で注文が来るので、少量多品種なんて作れないよ~!となり、製造待ち状態になりました。

 

米中貿易摩擦により、世界全体の半導体部品の供給量が滞った。

これが第2の原因です。

 

③ 半導体部品を加工工場の閉鎖

さて、ようやく出来上がってきた貴重な貴重な半導体部品。

これを加工して最終メーカーに提供します。

が、その中間加工工場にも悲劇が襲いかかります。

 

加工工場は人件費の安いアジア圏に集中しています。

そこにコロナの猛威が押し寄せます。

東南アジアでのコロナウイルス蔓延です。

 

あえなく工場は閉鎖。

電気製品を作るメーカーには半導体部品が届かなくなっていきます。

 

そして。

 

この通り。

半導体不足問題は表面化し、今も各メディアを賑わせています。

 

もちろんこれらのほかにも原因はたくさんあるようですが、こうした要因から半導体が不足し、経済への影響が懸念される状態になっている。ということです。

 

 

さて、今回はこれくらいで終わりです。

いかがでしたでしょうか。

 

だいぶ半導体がらみのシッタカができるようになりました。

半導体が足りてないらしいよね!詳しく知らないけど大変だよね!

そんな話題があなたのまわりで出てきたら、鼻からゆっくりと息を吐いて、

それはな、、、深いわけがあんねん。

長くなるけど、君だけにはおしえよか?

と、どうぞ知識をまき散らかしてください。

 

もちろん相手がプロの可能性もありますので謙虚さは忘れずに。

 

健闘を祈ります!

それではまた。