トヨタのEV戦略を見たら、ふとハウルを思い出した(後編)
さて、前回トヨタをはじめ日本の自動車メーカーが置かれている苦境についてまとめてみました。
トヨタはハウルになろうとしてんじゃね?と予想してみた(前編)
そんな中、トヨタはどうするか?
このニュースを覚えている人は多いですよね。
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1227682.html
「おれ(トヨタ)、今度まち作るわ!」ってやつ。世の中を驚かせてくれました。
トヨタが作る街。豊田社長はこう呼んでいます。
「Woven City」(ウーブン・シティ)
Woven(ウーブン)というのは、「織物」を意味します。トヨタってもともとは自動車メーカーではなく、豊田自動織機という織物を織る機械のメーカーなので、そこから来ています。
つまり。
トヨタのルーツ・祖業をかけたプロジェクトだということ。
この街のコンセプトは、簡単にいうと「自然環境との調和し続けられる街」というものです。
当然、最近はやりのカーボンニュートラルな木材を使って建物を作り、屋根には太陽光パネルをびっしり配置し、街のゴミはロボットが掃除し、モビリティ(移動手段)は自動運転で事故は無くなる。
他にも、IoTコンセプトをもとにそのインフラを社会実装をしてみたり、その実証サイクルをまわせるような環境を用意したり、産業自体を生み出す取り組みも行なえたり、、、とワクワクドキドキが止まらない街を作るとか。
これはこれは、超絶スマートインテリエコシティになります。
このエコシティ。自動車のみならず、海外でも当然需要は出てくるはず。特に先進国で。
もし今、そんな街を作りたいぜー!となったらどうするか。
頼れる会社はありません。
つまり。
今は競合なしのブルーオーシャンなわけです。
信頼とそれを支えるコンテンツとお金がないと、こんな事業には着手できません。
ということで、
「(エコシティを作るといえば)やっぱりトヨタ。100人住んでも大丈夫ー!」
これを狙っていたりするのかなぁと妄想してしまいます。
そして、その線ではかなり有効な一手なのではないかなと思いますね。
さらに。
当然この街の動力として活用するのは?
トヨタいえばご存知の通り「水素」ですよね。
技術的には対環境性はクリアしているわけですし、電気よりも動力は多く稼げる。
すると、この街で走る車やバイクは、水素自動車が標準になります。
世の大衆車が「電気自動車」に移り変わった社会においても、エコシティの需要が尽きない限り、水素自動車の需要も尽きない。
このエコシティもといWovenCityのルートから、いずれ市民権を得た水素自動車が、じきに世界を獲る・・・!
これが生き残り戦略なのかなー。もしくはそのうちの1つなんじゃないかなー。と素人なりに思うわけでした。
そんな妄想がおぼろげながら見えてきてしまったー、というお話でした。
とはいえ、日本のお膝元の物流の雄、ヤマト運輸、佐川急便は中国製やドイツ製のEV導入を決定し、一部では運用が始まってます。
日本郵政はかろうじて日本製(三菱自動車)のEVだけど、その数はまだまだ。日産やホンダもEV製造に躍起になってますが、テスラや中国勢がひしめく中、特徴を出すに至らず苦戦を強いられているのが現状です。
その中で、
「日本内部の企業が海外製を購入しちゃって、世界で戦っていけんのかいなーー!」
という不安は尽きません。
でもまぁ、きっと優秀なトヨタ社員の方々から、僕のような素人目線の妄想なんて優に超えるプランが出てくるでしょう。
僕の大学からトヨタに就職した方々も前向きで優秀でしたし。
期待あるのみ!
僕たちにできることといえば、少し高くても日本車を買おうぜ!程度なのかな。
友人の友人のご両親のどちらかは自動車メーカーで働いているかもしれません。
みな仲間です。
ということで、今後の動きに注目ですね。
それではまた^^
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