トヨタのEV戦略を見たら、ふとハウルを思い出した(前編)

2022-02-14

COP26で盛り上がった温室効果ガス。

地球が暖かくなると北極、南極の氷が溶ける→海面が上がる→モルディブが水没する(超パーシャルw)という話。

モルディブを浮き島にしよう!というプロジェクトをオランダ企業が受注したニュースは驚いた。

https://www.esquire.com/jp/news/a36733311/maldives-floating-city/

近未来でなんだかかっこいい!

 

 

そんな中で注目が集まっている自動車の排気ガス。

 

・ガソリン車は排気ガスを出すからダメだ!

・車も牛も同じだ!(そうなのか?)

なんて言われている。

 

そのあおりを受けて苦境に立たされているのが、我らが日本の宝・世界No.1自動車販売台数のトヨタのようです。

 

仕事で絡むこともあるトヨタさん。正直、高圧的なところ(文化?人依存?)もあるけど、優秀な方が多い印象です。

そんなトヨタのニュースを気になって調べていくと、もしかして、もしかして~?な妄想をしてしまいました、という話です。

 

その妄想とは

「もしかしてトヨタって、街づくりソリューション会社に変わろうとしてるんじゃねーか?」

というもの。

 

てかハウル?ハウルの城はカルシファーが動かしていた。トヨタはカルシファーの代わりに水素を使う。そう見えてしかたがなーい。

 

 

まず。

 

事の発端は、環境保護系の団体が主張している温室効果ガスの削減。これってつまり「地球の温度あがっちゃうから、もう二酸化炭素を出さないでね!!」ということ。

温室効果ガスは自動車の排気ガスにも含まれている。だから「排気ガスを出すクルマなんて売るんじゃねーぞ!!」と世界各国で大号令がかかっている。

その声にこたえる形で温室効果ガスを出さない「電気自動車」の製造が盛んになったというわけだ。今じゃどの国もEV、EV。ポケモンみたい。

 

そこでふと疑問が。

 

温室効果ガスを出さない車って、電気自動車だけなのか?

 

我らがトヨタは水素を動力とした車を既に開発済みで、対環境性能もバッチリなはず。すでに技術が確立しているのに、なぜ「電気自動車」に舵を切るのか?

 

ということで。

気になって調べていくと、なるほどーーな事実が見えてきた。

 

 

つまり。

 

温室効果ガスが減ることは持続可能な社会を築くためには必要なことなのだろう。グレタさんもファックでビッチなトンマの集まりだ!ってCOP26を批判していたし。この方向に向かうのは、素人目に見ても良い方向っぽい。

 

もちろん、その中で自動車の排気ガスを減らそうぜ!も良いと思うけど、あえて電気自動車に舵を切るのはなぜか。

ここで最も困るのはー??

実は、日本の自動車メーカーなのですよね。

 

 

におう。におうぞー。なぜか。

 

それは日本の自動車メーカーを諸外国の競合会社がなかなか倒せないからです。

 

日本の自動車メーカーの強みは、エンジン作りにあります。エンジンってみんな気軽な言葉で話しているけど、実は内部ではガソリンを高圧縮して爆発させ、そのエネルギーで動力を得るという、なかなか危険な物体です。

日本はこのエンジン作りを理論的にではなく、実験的に技術確立をした。つまり、日本の自動車メーカーは実験系のノウハウの塊ってこと。

ここには日本の産業構造もうまく機能したのでしょう。終身雇用制度によって労働者の流動性も極めて低かったため、一つの技術を熟成しやすい環境でした。それは今でも同じで、ある意味日本の強みでもある。

 

日本の自動車が世界シェアをとるようになったきっかけは1970年台に遡ります。

車が大衆向けに普及しはじめ、それに伴い大気汚染が問題になり始めます。

それを問題視したアメリカ政府は法整備を行ない、マスキー法(正式名称・大気清浄法)と呼ばれる法律をつくった。

要するに「環境に良い車作らないとダメよ」という内容です。

老舗の自動車メーカーが「んなもん、達成不可能だー。」と叫ぶ中、達成してきた会社が1社。それが日本のホンダです。

さすがー!そーいちろーさーーーん!

シビックでそれを達成しました。実際にシビックにのったアメリカ人が驚いたのは燃費性能です。当時、ものすごく燃費が悪かったアメリカ車に対して、「これめっちゃ走んじゃーん、Why ジャパニーズピーポー」の勢いで日本車が大ヒットしていきました。

さらにホンダはその技術を一般に公開。それをもとに、トヨタなどの日本メーカーがアメリカをはじめ、世界的に販売シェアを高めていった、という歴史があります。

 

そこで、痛手を受けたのは?

当然、アメリカふくめ諸外国でシェアを持っていた老舗自動車メーカーです。超大手のGMは経営難に追い込まれていきました。

 

その後も技術力で先行する日本の自動車メーカー。他社の追従を許さず、2020年にはトヨタの販売台数は世界No.1になります。半導体供給トラブルの影響もありましたけど、No.1になったのは事実なのです。

 

その快進撃のカナメの技術は、上述の通り「エンジン」なわけです。

 

 

さて、この驚異のエンジン開発技術を保有する日本の自動車メーカーを倒すにはどうすればよいか。各社考えますが、培ってきた日本の技術を超えるイノベーションは出てこない。

そんな中、時代は変わり、地球温暖化問題に世論がフォーカスします。

排気ガスを出さない車は当然求められた。排気ガスを出さない車、そして、日本の自動車メーカーを倒せるプラン。そこにピッタリはまる自動車は???

これが「電気自動車」です。電気自動車には、エンジンがいらないのですねー。

 

 

そもそも電気自動車ってどうやって動くのか。

電気自動車は、その名の通り電気で動きます。電気でモーターを動かして進む。昔よく遊んでいたミニ四駆みたいなものです。

電池には、今の時代の定番のリチウムイオン電池を使う。これは携帯電話に使われているものと同じ。

サムスンのGalaxyやボーイング社飛行機のエンジンが空で爆発したー!ってニュースでやっていたあれです。私たちの携帯電話にも使われてます。

つまり、携帯の電池をミニ四駆を大きくした模型にたっっっくさん入れて、それに人が乗るんだ!と考えればイメージしやすいかも。

 

ミニ四駆は何で動くか?モーターですね。なにもガソリン入れて爆発させて、それを動力に〜!みたいなことをしていない。

単三乾電池を2本入れて、スイッチON!でシュイーーーンです。電気自動車はこれと同じ。

 

 

要するに。

 

・日本メーカーが技術で先行しているエンジン。

・エンジンさえ使わなければ日本メーカーに太刀打ちできる。

・そんな中、地球温暖化でエコなシステムが求められた。

・エコかつエンジン不要であれば日本メーカーと違う土俵で勝てそう!

・電気自動車つくれぇええーーー!

 

ということです。つまり、電気自動車の推進は、国を上げた日本車対策という側面もあるわけだ。ひぃぃ恐ろしい。

 

 

そうなると困るのは?

もちろん日本の自動車メーカーです。

 

日本も負けじと電気自動車のラインナップを用意する作戦をとるでしょう。トヨタ社長なんかは「全方位戦略だー」なんてことを言ってます。ランチェスターの法則からすれば定石の一手であることに間違いはない。

が、電気自動車となると、今まで培ってきた技術が役に立たないどころか、諸外国に先行されている部分もあります。

エンジンは電気屋には作れないけど、電気自動車なら電気屋が作れるからです。だからGoogleやAppleなんかも開発競争に加担し始めてます。

さらにーー。

日本の足かせとして、終身雇用制度ならびに既に構築されたサプライチェーンを無下にすることはできない。なぜなら。人の生活、すなわち命がかかっているからー。

海外の自動車メーカーにとっては千載一遇のチャンス到来なわけです。ここぞとばかりに日本車を潰したいですよねぇ。

 

 

ということで、どうみても劣勢の日本の自動車メーカー各社。そんな中、トヨタはどうするか。

これについては次回まとめようと思いまーす。

それでは。